今宵、封印が解き放たれし夜



 君の部屋を出た後に見上げた空には
 只々金木犀の香りを放つ月が浮かんでいただけ

 口に纏わりつくのはセブンスターの煙と君の感触
 何故君には守りたいものが無いのかと今でも思う

 246は何処までも続く事は無かった
 そして僕は町田で愛しいあの子とキスをする

 蒲田で待ち合わせをして川崎で終わる恋
 15号と環八は僕の恋と性欲を乗せてひた走る

 触れたい肌は遥か彼方の空の下
 せめて君の匂いだけを抱いて眠る毎日



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