ぬるい風にでもあたりましょうか



 人生堂巡り目眩み

 ならば今宵はニセアカシアの甘い香りに誘われて

 ぬるい風にでもあたりましょうか

 月の光に体を融かし

 リラの木の下であなたを待ちましょう

 翻弄こそ我が命

 欲情こそ我が終焉なり

 一生いられるわけじゃ無いのに

 わたしの体を変えないで

 世界中の真実がその言葉に

 十六夜の明けの草露に真実は宿ると思えど

 刹那にしてなまぬるい風と

 甘い香りは

 我を惑わせ続ける

 されど我





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