所詮



 良くも悪くも、「所詮男はこうだよ」と思われる存在で居たいと思う。相手がどんな女であっても。卑下されて、罵倒されて、甘えられて、寄りかかられて。本当に良くも悪くも。今はきっと中途半端な形なのだろうけど、収束して、煮詰まって、その場所に辿り着きたいと思う。

 そうして煮詰まっていく中で手に入れていく物の全てを、吐き出し続けていけばいいと思う。手に余るものを吐き出して、与えて何が悪い。自分が生きていたという証じゃ無く、相手が確かにあの時一緒に生きていたんだ、と思える証をアチコチにばら撒いて生きろよ。

 生きている事が相手にとっての人生の証になれるのなら、「所詮」と思われる事が出来るのなら、強く生きていけるじゃないの。誰かの為になんておこがましい事思わずに。自分が自分の為に生きてるだけで、誰かの証になれる。

 動物として種としての役目は既に果たしたのだから、この先は人間としての男になりたいと思う。





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